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花室 孝広; 二ノ宮 淳; 梅田 浩司
no journal, ,
紀伊半島南部には、湯の峰温泉や白浜温泉など、非火山地域では特異な高温泉が存在している。本研究では、非火山地域における地熱活動の成因を検討するため、紀伊半島南部地域に分布する温泉から採取した溶存ガスの分析を実施するとともに、MT法による物理探査を実施してきた。本発表では紀伊半島南部地域における地熱活動について、これまでの研究内容を紹介する。
三輪 成徳*; 高木 秀雄*; 西嶋 圭*; 横溝 佳侑*; 円城寺 守*; 水野 崇
no journal, ,
マイクロクラックを指標とした古応力場の復元を目的とし、土岐花崗岩中に発達するマイクロクラックの方位分布を測定し、クラック中に取り込まれた流体包有物の加熱冷却実験との併用、またクラック内の充填物質別に方位分布解析を行うことで、岩石の固結直後から現在に至るまでのクラック形成史と応力場の変遷を考察した。測定の結果、ヒールドマイクロクラックの方位分布は、大きく3方位に卓越して分布する。最も顕著な集中はNNW-SSE走向・高角傾斜のもので、次いでENE-WSW走向・高角傾斜及び低角傾斜のものが卓越し、最も顕著な卓越方位は露頭から得た試料における結果とも調和的である。これらのことから、ヒールドマイクロクラック形成時にはN-S方向の圧縮場が想定され、露頭においてもほぼ同じ応力場が想定された。